「退職を決めたけど、どのように伝えればいい?」
「上司に伝えたら引き止められそうでこわい・・・」
など考え、なかなか会社を辞めることを伝えることができない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、会社を辞める時の言い方から気をつけるべきことなどをまとめました。
この記事を読めば、あなたにあった辞める言い方を見つけることができるでしょう。
退職では本当の理由を伝える?
2019年の調査によると、退職時に本当の理由を伝えた人の割合は半数以下になっています。
つまり、過半数の人が、上司や人事部には本当の退職理由は伝えていないようです。
また、実際に伝えた内容の調査結果は以下のようになっています。
「新しい職種に挑戦したい」が一番おおく、「家庭事情」や「別の業界に挑戦したい」というのが続く結果になっています。
このように会社を辞める時はポジティブな理由を中心に伝えたほうが、円満に退社できる確率が高くなるようですね。
退職を伝える前準備
退職申し出期日を確認する
ほとんどの会社は就業規則に退職申し出期日を記載しています。退職申し出期日とは何かというと、「退職の〇〇ヶ月前には会社側につたえてくださいね。」というお願い的なものになります。
通常であれば1ヶ月前が多いですが、会社によっては2ヶ月前やそれ以前ということもあります。
期日がどうして設けられているかというと、会社側は1ヶ月から2ヶ月の猶予期間を持つことで、あなたの後任を探したり、あなたの業務を引き継ぐ時間を確保しようとしています。
会社側に迷惑をかけないためにも、会社を辞めると決めた場合は、まずは就業規則で期日を確認するようにしましょう。
上司に時間をもらう
退職を伝えるのは、「直属の上司」になります。伝えるためには上司の時間をもらわなければいけません。
上司を呼び出す時には声のかけ方やタイミングが重要になってきます。下記のポイントを守るようにしましょう。
タイミング
上司が忙しくないとき
例:就業時間の前後、ランチ時間の前後
会社によって上司が忙しいタイミングはそれぞれです。ずっと忙しいようでしたら、朝出社してすぐのタイミングや退社されるタイミングに声をかけてみるようにしましょう。
声のかけ方
「少しお時間をいただきたいのですが、よろしいでしょうか。」
「お話をしたいことがあるので、10分ほどお時間をいただくことは可能でしょうか。」
など、迷惑にならない範囲で時間をとってもらえないか確認をするようにしましょう。
上司が忙しすぎる場合や直接声をかけることが難しい場合は、社内メールか社内で使用のテキストアプリを使用することがいいでしょう。メールの書き方としては、声のかけ方と同じように、どれくらいの時間が欲しいのかを具体的に書くようにしましょう。
退職を伝える言い方
退職理由は人によってさまざまです。しかし上述したように本当の理由を伝える必要はありません。会社のやり方に不満があってもそれを伝えると引き止められたり、辞めるまでの期間が過ごしにくくなりかねません。この章では円満に退職をするために、どのように伝えるのがいいかを具体的にみていきましょう。
一身上の都合
一身上の都合とは、あなた個人の身の上に起こったことや家庭の事情を意味します。退職時にもっとも一般的に使われる理由になります。
伝え方
「突然のことで申し訳ないですが、一身上の都合で退職させていただきたいと考えています。」
一身上の都合を理由として使う場合、上司によっては深掘りをしてくる場合もあります。
その時には「家庭の事情ですが、プライベートなことなので話せません。」など、詳細は話すことができないことをはっきり伝えることがいいでしょう。
他にやりたいことがある
「新しいことに挑戦をしたい」というのは最も使われている理由の一つになります。上司にも好印象を与えることができ、ポジティブで円満な退職が可能になってくるでしょう。
伝え方
「突然で申し訳ございませんが、他に挑戦したいことがあるため退職をしたいと考えています。」
下線部の部分は適宜変更するのがいいでしょう。
- 前からやりたいと思っていた職種があるので、挑戦したい
- 資格勉強のために専念したい
- 留学をしたい
- 新しい環境で自分の力を試してみたい
体調不良
体調がよくないという理由は注意が必要ですが、引き止められにくい理由の一つです。
注意とは、体調不良と伝えた場合に、会社によっては医師の診断書の提出を求められることがあるからです。
休職の場合に求められることがほとんどなので、退職で提出を求めている会社はすくないですが、たまにあるようですので、注意ください。
伝え方
「ご迷惑をおかけしますが、体調不良が続いており療養に専念したいので退職をさせていただきたいです。」
体調不良の詳細を深掘りしてくる上司もいますが、すべてを詳細に伝える必要はありません。仕事をつづけることが困難であると判断した症状の1つを伝えるだけでも大丈夫でしょう。
結婚・出産退職
結婚や出産を理由にする場合は、相手も事情がわかりやすく、引き止められにくいです。
伝え方
「突然で申し訳ありませんが、このたび結婚をすることになり、相手の移行もあり仕事を退職させていただきたいと考えています。」
「急で申し訳ありませんが、このたび妊娠いたしました。つきましては出産と育児に専念したいため退職をしたいと考えております。」
退職を伝えるときに気をつけること
繁忙期を避ける
職場で忙しい時期や時間帯は働いていれば知っているはずなので、その時間や時期はできるかぎり避けたほうがいいでしょう。上司も忙しい中なので、冷静に考えることができない可能性もあります。
「この忙しい時に辞められたら困る。」と強く引き止められることもあり、辞めにくくなりますので、上司が冷静に話せるタイミングを狙うようにしましょう。
会社の悪いところを退職理由にしない
退職する時に「今までの不満をすべて伝えてスッキリした気持ちで辞めたい」、という人もいるでしょう。しかし円満にさっさと辞めるのであればこれはあまりおすすめしません。
たとえば「人事評価に不満があるので、退職します。」と上司に伝えると、「それでは人事評価を見直すから退職をとどまってくれますか。」と引き止められる可能性もあります。
また、ネガティブな理由で退職を伝えると、退職までの期間に職場で過ごしにくくなることもあります。退職までは1〜2ヶ月ほど職場にいかなければいけないケースもあるので、不満は退職時にあまり伝えないことをおすすめします。
退職を伝えるときに確認すること
退職日と最終出勤日を確認する
上司へ退職を伝えると確認するべきことがあります。それは、退職日と最終出勤日です。最終日に関しては自分で選ぶこともできますし、有休消化の関係できまってくることもあります。
最終日と退職日がいつ決まるかは次の転職が決まっている場合は非常に大切な部分になってきます。転職では「いつから出社できますか」と面接選考で必ず聞かれますし、できるだけ早く入社できる人を企業側も欲しいと考えています。最終日が早ければ次の転職先へ入社する準備を多くとることができますので、事前に確認をするようにしましょう。
離職票の発行がいつになるか確認する
離職票は退職後に失業保険をもらう場合、必要になります。ハローワークへ手続きをするには離職票をもっていかないと手続きをすすめることができないからです。
離職票は通常は1〜2週間で発行してもらえますが、企業によっては3〜4週間ほどかかることもあります。できるだけ早く手続きをしてもらわなければハローワークでの手続きをすすめることができませんので、発行時期は必ずチェックしておきましょう。
辞めるのが辛いなら退職代行サービスも
「上司に退職を伝えるのがこわい・・・」など、普段からパワハラを受けていたり怒鳴られたりしている場合は退職を伝えることさえ難しく感じてしまいますよね。
最近では、こういった方のために退職を代行でしてくれるサービスが出てきています。実際に退職代行サービスを利用して退職した人の割合は5人に1人ほどいます。また、今後退職代行サービスを使おうと思っている人も約45%いるようになってきたので、サービスの利用は認知されてきています。
退職代行サービスを選ぶ際には弁護士のグループが運営している以下のようなサービスがおすすめです。トラブルが起きた時にも、法的に弁護士が対処してくれるので、安心して利用することができます。
現状退職をしたいけど踏み出せていない人は、まずは相談をしてみてはいかがでしょうか。
弁護士法人みやびの退職代行サービス退職代行ガーディアン
まとめ
いかがでしたか。
この記事では会社を辞める時の言い方を実際に使えるパターンとあわせてご紹介しました。
退職は何かと伝えにくいことではありますが、本日ご紹介したパターンを利用して円満に退職を進めていきましょう。
もし退職に問題がある方は、ご紹介した退職代行サービスへ相談してみることをおすすめします。
現状退職をしたいけど踏み出せていない人は、まずは相談をしてみてはいかがでしょうか。
弁護士法人みやびの退職代行サービス退職代行ガーディアン